あれはなんという色だろう

   見遥かす西方の空高く

    また早すぎる舟がゆく


彼方にはまた別の宇宙が踊る

  その驚きと歓びを

   もっと言葉にできたなら


なくして久しいわたしの声

    伝えるために取り戻そう


震えるほどに美しく 脈打つもののあたたかさ

   この世界に贈られたひとつの歌

   存在そのものを 確かに聴きわけて涙した


すべてをあずけて

      わたしはわたしを全うする

      ただ あふれるものでありたいだけ

 

 

    想いは時を越えたか

    星は降る

    古い秤で 量ることなく

    いつまでも新しく 透明な絆であるように

    小さきものの 小さきうた

    祈りのように そのまことが

    まっすぐに まっすぐに 届きますように