星にてらされて

       幾千の微塵がさざめく
     
       静かでやさしい あおのはら

        降るを待つ 

         無数のしずくもまたひとしずく

          とどまることなく明滅している

    
       
        こんなにも小さいものへとそそぎ

        孤独へと導く愛よ

     
        あなたにつつまれたので

        わたしは手をわたした

        わたしは燃やし尽くされ

        あなたの香りだけが残った